ろじかるんるんものがたり

病人が特に何も書かない。無駄だからだ。

病気のお話

ボーカルスクールに通っている。今日はなにやらカジュアルな発表会があり、演者として参加してきた。

 

療養に集中するために、趣味だったプログラミングや技術系のこと全般を禁止したら、物凄く暇になってしまった過去がある。当時は Ingress にはまっていた気がするけれど、それも一時的なものだろうと思っていた。実際に一時的なものだった。他にもっと、何か身につくようなことをしたほうがいいと考えて、音楽をしたいけれど、手が悪いから楽器は弾けないしなあ、と考えた結果、ボーカルレッスンに通い始めたのだった。

グループレッスンのほうが安いという理由だけでグループレッスンに通っている。生活保護を受給しながらの生活は、本当にお金がない。

大事なことなので何度でも書くけれど本当にお金がない。今月なんて就職活動と忘年会その他で大赤字だ。そんな金銭事情にも関わらず、受給者の一部がパチンコ等にいくのは、殆どの人間は何もしない虚無な生活に耐えられるようにできてはいないからだと思う。そしてパチンコに行く層というのは、まあ有体にいって、社会で生きていく人間として出来が悪いのだ。受給者それぞれに生活保護を受給する理由というのがあるのだろうけれど、社会で生きていくにはあまりにも人間として出来が悪いために生活保護を受給することになったのだとしたら、救いがない。まあでも、病気で働けないというのも、出来の悪い人間の一例なのだけれど。そういうのじゃなくて…

 

話がそれてしまった。発表会の話。演者として参加するには、そこそこのお金を払う必要もあるし、最初は聞きにいくだけ行くかなあと思っていた。ところが、同じグループレッスンの生徒さんで出る予定だった人が、他の予定とバッティングして出られなくってしまい、代打が必要になった。講師の先生以外、生徒も受付の人も女性しかいない空間で、○○さん、出られますよね?みたいに言われて、そういう空気を作られてしまっては、断りようがない。痛い出費だった…

ところでボクにはボーカリストとしては致命的な問題がある。

  • マイクを持ってると一曲歌い終わる前に手がしびれ始めて、しまいには痛くなる
  • 別に持ってなくても腕上げ続けてたりすると同じことが起きる
  • 筋力が落ちまくってるので、間奏少なかったり長かったりすると、一曲歌いきるまえに腹筋に力が入らなくなり、結果として腹式呼吸ができなくなる
  • というか立って歌うのがまず結構しんどい

改めて書くと致命的過ぎて何でボーカルスクールに通ってるのは分からなくなるすごい。とはいえ筋力をつけるための運動は禁止されているので、どうしようもない。無声音でスッスッと息を短く吐き続ける練習とか、スーーと伸ばす練習とかして鍛えてるつもりだけど、多少ましになったかなー程度なので、筋肉というのは矢張りすごい。何事も筋肉で解決すぐのが一番だ。

一応最後まで歌いきることができました。多分。音響悪くて自分の声聞こえづらかったのでちょっと分からないけれど。最後息できなくて苦しかったけれど。あれ、ほんとに大丈夫だったのか心配になってきたぞ。

 

致命的じゃないのだと、なんていうか忘れたけれど、明らかに息もたないでしょみたいな曲を歌うために使う、超短いブレスがどうやってもできない(昔はできたのに…)とか、首周りの筋肉も弱ってるのでとても困る。ラフな言い方になるけれど、音の高さに合わせて丁度よい声帯の震わせ具合というのがあって、これをコントロールするのに首周りのいくつの筋肉が深く関わっている。これらの筋肉も当然弱ってしまっているので、昔はこのぐらいの震わせ具合でできたのに…みたいなのができなくなってる。しかも腹筋みたいに鍛えようと思って簡単に鍛えられるような分かりやすい筋肉ではない。つらい。人間の体というのは、心臓みたいな部分を除けば、基本的には使わなければ衰えていくように出来ている。

 

本当に書きたかったのは別にボーカルレッスンの話ではなくて…頸肩腕症候群というのが、ちゃんとお薬を飲んで、楽な姿勢をとっていれば、痛みがほぼない状態で過ごせていたとしても、マイク持って一曲歌うだけで手がしびれたり痛くなりだしたり、病気を悪くしないために寝たきりみたいな生活していると、筋力が滅茶苦茶落ちて、結果として痛くならないような箇所でも問題が起きるということ、重症難治化した頸肩腕症候群というのは本当に大変なものなのだ、ということが書きたかった。始めからそう書けという話だ。

 

どうしても、外出して人に会う時とかは気合が入る。どうやら、知覚できない無意識や潜在意識も、「頑張るぞ」モードにちゃんととなっているらしい。これはいいことでもあるんだけれど…結局、他人が見る分には、何だ結構元気じゃないかってなってしまうんですよね。なんなら自分でも、普段は重症なんだということをすぐに忘れて、ちょっと無理して物を落としたり、階段から落ちそうになったりする。学習したので、最近は落ちてません。

症候群なので原因がはっきりと分かっていないとはいえ、そういう「頑張るぞ」が続いた結果として、病気になったり、重症化したりしているのは確実だと思うので、コントロールしたいのだけれど、それができるなら病気になったり重症化したりしてないわけだ。そういう人間なのだ。できたとしても、外で「お休み」モードになっていたら、色々と社会的に問題がありそうだ。安定剤やら何やら飲みまくって、意識レベル下げれば嫌でも「お休み」モードになるだろうけれど、それで社会に出られますか、という話である。

 

兎に角健康が一番だなあということです。こんな長い文章を読んでいる奇特な人は少ないと思うけれど、本当に気をつけたほうがいいですよ。具体的に何を気をつけろといえばいいのか自分でも分からないけれど。祈るのがいい。祈る神を持たないなら、サイに人生を賭ける覚悟をしたほうがいい。人生ってしょうもない。